私が中学時代によく読んでいた漫画が「彼氏彼女の事情」です。優等生の男女がお互いのコンプレックスを抱えながらも恋人になり、周りの友情とともに成長していく青春物語です。主人公同士、お互い暗い部分があり、年相応の悩みを抱えていて共感できるところがありました。
描写もキレイで、人物はもちろん場面場面の画の切り取り方も素敵でした。風景や植物の描き方が柔らかくて、ただの少女漫画としてだけでなく、そういう見方をしても面白い作品です。途中、文化祭で主人公たちが演じた劇が出てきますが、その作品も漫画というより小説を読んでいるようで面白かったです。実在する小説家の名前や、世界的に有名な作曲家の名前も出てきたりして、芸術への関心の幅が広がりました。
そして、この漫画はアニメ化してテレビで放送されていました。漫画で読むイメージ通りの映像化で、毎週30分程度のアニメなのに、毎回吸い込まれるような世界観でした。録画までして、何度も繰り返してセリフを覚えてしまうほど見たのを覚えています。BGMもクラシックが流れたり、と少し大人びたアニメだったように思います。
当日中学生でしたが、大人になった今でもまたみたい、と思える漫画です。ビアンコロール